No.723 日高式

ほんとはいいたくなかったんだけど、このサイトがあまりにも素晴らしいので、こっそり教えます。 オンラインで中学英語がゼロからよく分かる、その名もオンライン版 中学英語がゼロからよくわかる本です。 ほんっとに、涙がでるほど圧倒的にわかりやすく、さまざまな工夫をこらし、もう誰もが見捨てるような馬鹿でもわかるように、中学で習う文法のすべてを解説しているサイトなんだけど、なんと過去に自ら発売した「中学英語がゼロからよくわかる本」の内容を惜しげもなく全てテキストデータ化して、再編集、アップグレードし、無料で公開しているのだ。 正確には無料公開してるのは前半部分で後半部分のデータは有料なんだけど、しかしその無料部分だけでもものすごいボリュームかつ質で、普通とても無料公開できるようなものではない。  ぼくは今、攻略13まであるうちの攻略10「助動詞を制服せよ!」にはいったところなんだけど、ここまで、なにひとつ理解できなかったことや釈然としなかった部分などなく、あらゆる独自の工夫すべて一切の矛盾無く、あたらしくでてくるルールもすべて、前に理解したルールの上に気持ちよく成立するように考え抜かれて整理されていて、かつ表現はくどい(これがまとはずれなくどさでなく狙った効果的なくどさ)ぐらいに易しく、しつこく、徹底的に、「まだわかってない人」が「どこにひっかかるのか」を熟知し、考察を重ね、実地での失敗も幾度と無く反映したことがうかがえる、すばらしい内容で、いままで釈然としなかった助動詞の意味やそれに伴う周囲の変化のルールなどが、ただの便宜的決めごとではなく、「完全に納得のいく理由」と一緒にしっかり飲み込め、消化でき、もう気持ちいいったらない! うれしいったらない!  最初からこういう風にいってくれればよかったのに、と、自分のうけた授業を呪いたくなる。  忘れていた知識を思い出す目的で読み出したのが、思い出すどころか当時とは次元の違う本質的理解を手に入れることになり、幸せで身体がうらがえってしまいそうだ。 ほんとにたのしい。  後でボキャビルを徹底的にすることを前提とするなら、中学英語を「完全にマスター」すれば、ほとんど日常の会話にこまらないぐらいの英語力がつくという(いろんなデベートを見た結果、異論反論もふまえて、ある意味でこれは間違いではないことにぼくの判断としては確信がもてた)。 当然ビジネスや専門的リーディング、ネイティブ同士の会話に混ざるなんてのはまた相当な訓練が必要になるが、しかしいわゆる、全然できない人から「あのひとぺらぺらでいいな」という見え方がするレベルには、文法的には中学英語+仮定法ですっかりこと足りるらしい。 しかしこの「中学英語をマスター」というのは実は「英語学」としてかなり高いレベルで英語ができる人でもほとんど到達出来ていないレベルらしく、大学教授ですら危うかったりするらしい。 中学英語をマスターとはすなわち中学でおそわるレベルの文法をつかった英会話がほとんどネイティブのごとく無意識にでてくるくらいのことをいい、ちょっとでも「う…」と考えたりするようではまだマスターしたとは言えないというレベルで、これにはグラマー完全理解後の徹底的な単文暗唱や瞬間英訳、リーディング、シャドウイングなどの訓練が必要になってくる。 書いてある英文が完全に和訳できるなんてのは、料理の名前が分かるぐらいのことであって、目指すべきはその料理が作れるシェフレベルなのだ。  ということでものすごく大変なのはよ〜〜くわかったのだが、しかし、「中学英語を徹底的にやる!」という目標はあまりに具体的で、限定されていて、がんばればやれちゃいそうな気がびんびんする、ものすごく魅力的な目標だ。  ああ〜〜〜、たのしい!

2004-08-20-FRI

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