無性にシトロンのカツカレーが食べたくなって、抑えきれず出かける。　シトロンに行くときは決まって文庫本をもっていく。　いかにも洋食屋という佇まいと、こっそり流れるクラシックのおかげで気持ちよく読書できるのだ。　カラマーゾフではとんでもないことが明らかになり、いつもは食べ始めると読むのをやめるんだけど今日ばかりはとてもやめられず、お行儀悪いが食べながら読み続けた。　　いつもだったら３分くらいでぺろりとたいらげてしまうのだが、一口50回咀嚼を厳守していたら30分もかかってしまった。　時間をかけてしまうとほんとうに途中で腹一杯になってしまい、全部食べるのがものすごくきつかった。　しかもびっくりしたのだが、玄米と野菜の生活に慣れ始めたのか、このボリュームの肉があまりにも身体に対して強烈で、胃がうけつけず、店をでるときは気持ち悪くて死にそうだった。　肉ってこんなに強烈だったのか！！　　なんだか悲しいような、しかしこれが本来の感じ方なのかと妙に納得しながら、複雑な思いで郵便局へ。　

今日帰ると、先日落札した「HDLoader」が届いたのだが、不在だったので連絡票がはいっていたのだ。　HDLoaderとは、プレステ２のハードディスクに、ゲームそのもののデータをぶち込んでしまうことで、本来ロードの遅いゲームがHDから直接読み込むことで劇的に早くなったり、ピックアップへの負担を軽減したり、また複数のソフトを入れてしまえば後はソフトの交換なしで、HDLoaderのDVDいれっぱでオッケーという代物で、つまり、いってしまえば新作を買ってコピーしてすぐに高値でうったり、友達に一日だけ借りてコピーしてしまったりということができてしまうのだけど、そういうことは違法なので絶対やってはいけません。　純粋に、自分の手持ちソフトを快適に使用するために使うのです。　しかしただでさえヤフオクとか中古屋という忌々しい存在のせいで売れるはずの本数が売れない現状にくるしんでいるメーカーにとって、こういうものはいやだろうなー。　不景気の悪循環だなー。　　ちなみのこの商品は、ソニーからなにか圧力がかけられて販売開発中止になってしまったようで、今でまわっているのは全部フェイク品だそうです。　ぼくのかったのもフェイク。　また、今年の10月下旬には、もうちょっとちゃんとした商品として、HDにコピーするユーティリティがゲームテックかどっかから発売するらしく、それはさすがにオリジナルソフトがないと遊べないというしくみになっているらしい。　こんな「割れ推奨！」みたいなものがでるまえにソニーがちゃんとそういうものを出すべきだったんだよ。　自業自得。　　郵便局にいったものの、まだ本日分の荷物が受け取れる時間ではなく、一度かえって時間をつぶし、もういっかい出向く。　今度はちゃんと受け取ることができた。　ワクワクで家に帰り、プレステ本体にDVDを入れ、立ち上げる…　　　　　　　　　　　？　　　　　　　　　　　立ち上がらない。　　もう一度トレーを出して、入れて、立ち上げなおす。　　　　　？？　　　　　　同じ。　　30分ぐらいしつこく格闘するも、まるで立ち上がらない。　　シーク音（ピュルルルルとかギュ、ギュギュとかシャシャシャとかいう読み込みの音）が変に高音で、しばらくがんばるのだが途中からあきらめてしまい、BBのメニュー画面にいってしまう。　プレステの細かいバージョンの差によって相性があり、読み込みづらい場合があるというのは事前の情報で覚悟していたが、まったく読み込まないのでは話にならない。　怒りで変な汗をかいてきた。　　めんどくさいが、出品者にその旨メールで報告。　変なこと書かないようにいろいろ調べて確実に自分の正当性を主張。　月曜の夜だというのになんてめんどくさくてくだらないことをしているんだろうか。　この人だって終わった取引が面倒なことになって嫌だろう。　はぁ…　　ゆっくり散歩したりギターひいたり素直にフッキンしたりしたかった。　なんだか最近リズムがくるっている気がする。　うまく出来事や心がまわってない。　なにより自分の気持ちが散漫でいかん。　いかんいかん、いかん。

2004-09-06-MON