No.750 予知

前々から、会社の廊下の角にあるピンク色のやわらかそうな1メートルほどのカタマリが気になって気になって気になっていて、どうしてそんなに気になるかといったらその色、形、大きさがどうしてもバーバパパにしか見えないからで、かならずこれに顔を描いてバーバパパにしてやるんだと心に決めていた。 しかし直接描くわけにはいかないモノ(そのカタマリはイベントで使ったぬいぐるみのはいった袋なので)だからどうしようと考え、目、まつげ、鼻の穴、口を各パーツごと紙で作って、それを福笑いみいたいにしてはっつけようと、パーツを準備して、いつ決行しようかとここ1週間機を狙っていた。 ほんで、不意に昨夜、今日やらないでいつやるか!という衝動にかられて、ついに決行。 誰もいないところを見計らい、手早く適切な位置に顔を作る。 うん! 狙い通り、このうえなくバーバパパらしいバーバパパになった。 うんとかわいい。  大満足で家に帰り、一夜明けた今日の朝も階段を昇りきったところにいるそいつのバランスの良さににっこり。  で、午後。 なんとバーバパパはじめ、他にもいくつかあったぬいぐるみたちがすっかり撤去されて無くなっている。 二月ちかくおきっぱなしだったのに、決行した翌日にタイミング良く撤去。 すごい。 昨夜やらなかったら、一生後悔するところだったのだ。 こんな馬鹿げたことでも、その心残りといったら半端じゃない。 ぼくがどれだけあのカタマリをバーバパパにしたかったことか!!  というわけで、予感、虫の知らせというのはあるのです。 過去も未来も、すべての空間をも含んだものこそ本当の「ワタクシ」だからです。 あたりまえのことなのです。 いわゆる一般的なワタクシというのは3次元どまりのワタクシの認識なのです。 一段階高次元でワタクシを認識する努力をすると、それはすなわちワタクシたちが3次元上で「宇宙」と呼んでいるものになってしまいます。 すべての時間を含んだ宇宙全体、これがすなわちワタクシの一次元上でのあり方の正体なのです。 その証拠に、次元というのは1次元上のものの断面図がすぐ下の下位次元になるという法則があるからで、3次元の断面は平面、すなわち2次元、その2次元の断面は直線、すなわち1次元と、ぼくたちは実はその法則をすっかり知っていたわけでありまして、断面が我々の生活の一瞬一瞬を表す高次元がなにかと考えた場合、それはすなわち「宇(時空的無限の広がり)+宙(空間的無限の広がり)」なのであります。 ぼくのともだちのやまがいくんも例に漏れず、最近対向車が車線をはみだしてくることを予知してみごとに事故を回避したそうであります。 ジャジャン!

2004-09-16-THU

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