No.770 隠し剣鬼の爪

定時前に帰らせてもらうので、誰にあっても大丈夫なように、お弁当や荷物を段ボール箱に入れて、忙しそうにそれを抱えて走って抜け出した。 今日は山田洋次じいちゃんが山形にやってきて、舞台挨拶して、ほんで隠し剣鬼の爪の先行上映が県民会館で催されるってんでぼくもさぽも公一大魔神先生もしのびー夫人もひろみつも、葛西さんファミリーもメポ母娘も、みんな大集合である。 すごい。 じいちゃんは予想外に口下手で、あんまりいっこいっこ丁寧に考えるもんだから「あのー、あのー」と、うんともじもじした話し方で、ろくでなしで有名なしのびー夫人はそれをみてめちゃくちゃ笑っていた、とあとでさぽから聞いてたいそう面白かった。  しのびーは映画が始まる前もふざけすぎていて、相撲取りの高くてつぶれたしゃべりかたで「先輩も好きですねー」となんの脈絡もなくいきなり、しかも得意に言ったのがものすごく面白くて死ぬかと思った。   映画はなかなか面白かったんだけど、なんとなく落ち着きがないというか、あっちゃこっちゃいって気持ちが散漫になる流れで、しかもどうしてもたそがれ〜と話がダブって見えてしまい、正直いまいちだった。 残念ながら完成度としては圧倒的にたそがれ〜の勝ちだとおもった。 でも「隠し剣」の秘密とか、前回にはない「謎」的面白さもあって、十分に映画としては面白いよ。 あくまで前作の異常なまでの出来の良さと比べて、というはなし。  家にかえり、栗ご飯やら野菜やらたくさん頂き、先生と夫人は福島へ、ひろみつはアパートに帰り、ぼくらはもらった栗ご飯とビールを美味しくいただき、寒いので寝た。 ちょっと急ぎ足になったのは、さっきさぽちゃんすから「パスタなので食べずに待っている、うんと腹減っているコール」がきたので途中でマッハモードに切り替えからでして、つまり今日もドロンなのであります。 ちいとわけあって、ぼくもさぽもここのところ心ここにあらずなんであります。 いずれ分かるときがやってくるとおもいますが今はなにも言えないのでありんす。

2004-10-06-WED

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