大谷さんとふたりでスポーツデポにいき、NIKEのfootbag（850円）購入。　ほんとはミスターサンドバッグというおすすめされてたやつがほしかったんだけど、これしか置いてなかった。　さっそく近くの公園で蹴ってみる。　今までつかってたものよりも球形がしっかりしていて、中身も細かい砂、ちょっと重い。　膝で上げてみると、いままでのお手玉みたいな感触とちがって、ぽんっと弾む感じが結構強い。　つま先でふっと止める基本技「トーストール」を練習するも、全然感覚がつかめない。　むずかしい。　大谷さんはサッカー部だっただけあってうまい。　動きが全然違う。　くやしいのでがんばるも、足をこんなに器用に使う神経は残念ながら発達しておらず、これは反復反復で時間をかけてルーチンを形成するほかない。　しかし面白い。　できないながらも段々と上達はしているみたいで、右足のトーなら３回に１回は綺麗にあがる。　最初はひどかったからこれでも大進歩、楽しい。　左足はまるで義足のようにまったく思い通りに動かず愕然とする。　これがほんとに動くようになるの？　体の麻痺をリハビリする人の気分がリアルに感じられた。　足の内側を使って上に蹴り上げるインサイド、右はすぐに感じをつかめたんだけど、左は足がどうしてもあがらない。 どんなにがんばって勢いつけて振り上げても、膝下の角度が水平にはならない。　くやじい。　　　１時間ぐらいお互いに蹴り合う「ハック」をして楽しみ、冬だというのに汗だくになり息もきれぎれ。　大満足で家に帰る。

家では大好物の畑のキャビアパスタが待ち受けていて、しばし至福の時をすごす。　で、食休みの後、ついに、今日一日中ひたすら我慢していた「三月の水」本気耳コピーを決行。　会社で下準備として小節ごとのベース音の移動を記してきたものと、ギター指板上のルート音に対する相対的なノートの役割を記したお手製ツール（広域にわたる指版の図に、ルートがたとえばCに位置に点在し、それが５弦の位置ならば左は「5」、右は「4」「m7」「9」「5」という風にかいてあり、おさえたコードのコードネームを決定するときや逆に各ノートが分かっているときに素早く見つけるのに役立つ。）用意してきた。　ipodのイコライザーを高域よりにして和音が良く聞こえるようにセット。　かくして４時間におよぶ孤独な戦いがはじまった。　さぽは途中でこたつにねてしまう。　気付けば１時。　　ついに、ついに、ついに、１年ごしで夢見てた「３月の水」ジョアンバージョン、ほぼ完全コピーに成功！！　すげー！！　やった！！！　　やればできる！！！！　　大事なのは高いモチベーションと、それに支えられた「粘り」である。　それをこんなに実感したことはない、ってぐらい、強烈な喜び、達成感、満足感、そして驚きに包まれる。　まさか自分のちからでこの曲をここまで解析できるとは本当に夢にも思わなかった。　信じられない。　　そしてしみじみと、大好きな曲、三月の水をつまびく。　　まだ歌は覚えてないから歌えない（覚えたとしてもそう簡単にこの伴奏にはのせれないだろうが…）から伴奏のみ。　うんと綺麗な、うんとかっこいい曲だ。　すごい。　　死ぬまでお気に入りであろう、夢のレパートリーが増えた。　　しかし不思議なのは、コード表で最初からのっていたのであれば難しくて弾けないような複雑な運指が要求されるコード進行（3x244x →2x132x）も、自分で苦労して一音ずつひろって現実的に可能なフォームを四苦八苦して考え出したものだと、なぜだか楽々弾けてしまうのだ。　これは前からとっても不思議な世の中の不思議原理。　いろんなことにあてはまるの。　自分でよく原理を理解していることに関しては、同じ物理操作が必要とされたときにあきらかにうまく操作することができる。　不思議といえば不思議だけど、当然といえば当然だ。　　夜中なのにあんまり興奮して目が冴えてしまったので、きょうはギターだからとあきらめてたAC5をはじめる。　　すると昨日何回やってもクリアできなかった要塞突破が２、３回でいけた。　時間もおそいのでここでセーブしてやめようとおもったのだが、なぜかセーブ画面にいけない。　強制的に次のミッションに進むのだ。　仕方ないのでここまでおわしてセーブして寝るぞと、明日のことが心配になりつつもがんばる。　やっとのおもいでクリア。　時間は３時。　　ところが！　またしてもセーブできずに強制的に次の面へ。　話が盛り上がってくるところだから気が 抜けないように演出としてそういう展開にしちゃってるのだ。　なんてこった！　もう限界だ。　眠いし疲れたしなにより明日おきれない。　しかしここでやめたらこれまでの苦労が水の泡。　こうなったら意地だと、始めたミッションはなんとネットでも話題になってたうんとせまいトンネルを飛ぶとう極悪ステージ！　ついてない…　　しかしなんとか４時前にはクリアできて、今度こそセーブができた。　メニュー画面でセーブを選び、そして決定するその手がやたら慎重になる。　個々で間違ってリトライなんか押した日には…　　　しかし今日は一日中信じられないぐらい脳が活性化していた日だった。　ずーーーーっと集中しっぱなし、しかもずーーーーっとめちゃくちゃ楽しくて気持ちよかった。　こんな日があるんだ。　すごい。　考えるのは楽しい！　覚えるのは楽しい！　　それではうんと苦労してうんと満足いく出来にしあがった三月の水のオリジナルコード譜、曲を知ってる人はぜひ弾いてみてください。　すっげー気持ちよくて、永遠に弾いていたくなります。　リズムはサンバの常套句、｜ずちゃっちゃずっちゃー｜ずっちゃーずちゃーちゃ｜で。

最初の８小節
｜B7/A｜B7/A｜G#m6｜C#m9/G｜
｜F#6｜F#m6｜B♭m7/F｜A7/E｜

ループのところ
｜BM7｜B9｜B♭m7/F｜A7/E｜

最初の８小節の進行の２回目以降
｜BM7｜B/A｜G#m6｜C#m9/G｜
｜F#6｜F#m6(※たまに代理でF7-5)｜B♭m7/F｜A7/E｜

例のかっこいいトップノート下降のところ
｜F#6｜D/B｜C#/B｜C#m-5/B｜
｜BM7｜D/B｜C#/B｜C/B｜
B7/A：x0424x
G#m6：4x344x
C#m9/G：3x244x
F#6：2x132x
F#m6：2x122x
B♭m7/F：1x312x
A7/E：0x202x
BM7：x2434x
B9：x2122x
B/A：5x444x
F7-5：1x120x
D/B：x2x232
C#/B：x2x121
C#m-5/B：x2x020
C/B：x2x010

2004-10-29-FRI