末広がり。　待望の短編集は忘却の彼方にを一気に集中して読みたかったのだけど、あんまり眠たくて全然頭にはいってこず、覚醒と睡眠のはざまをうろうろしているところをさぽに「寝てる？」と叩かれるのがくやしいので「寝ていない。たたかないでくれこのヘドロチンポ野郎」と悪態をつくが実際は８割方寝ているのでこれはもったいないと読むのをやめてかわりにテレビの音をシャットアウトするために耳に流し込んでいた音楽の方をメインに楽しむことに切り替えようとひとり先に布団の部屋にいって寝に入りつつ音楽を楽しむが楽しんだのなんてせいぜい６秒から１２秒くらいで気付いたら３時の目覚まし。　ん？さぽがいないしあちらの部屋からはテレビの音が聞こえるな、そして明るいな、なんておもいながらムニャムニャしていると次に４時50分の目覚ましで、ヨガをしようかしまいか本格的に悩むが、ストーブを持ってきていないこととちゃんすがこたつに寝てしまったらしいことがネックになりあきらめる。　かわいそうなのでさぽをこちらに呼び寄せて最後くらいは布団で寝させる。　これで今日無印出勤だったらあまりにふびんだったが休みなのでなんとか大丈夫でしょう。　　今日はアマゾンで池澤夏樹の文庫をまとめて衝動買いしてしまったが、文庫なので安くていくらかっても２千円程度ですんでうれしかった（一冊中原の単行本を買ったその値段と４冊の文庫の合計がタイ）。　ほんとははじめ「静かな大地」を買おうとおもったんだけど、単行本は段違いに高いのでなんだかむっとしてしまって過去の評判良いのを漁ってたらどれもこれも読みたくなってしまった。　アマゾンは毒だ。　「アマゾンは毒だ」というフレーズを10年前のぼくがきいたらなんのことかわからず２重３重に勘違いしてなぜか「ピラニアに食い殺される隊員」を連想してしまうだろうが、例えば現在を生きるぼくのお母さんに「アマゾンは毒だ」なんていっても彼女の中に「amazon.co.jp」なんて語彙はありゃせんだろうから、やはり「ピラニアに食い殺される隊員」を思い浮かべて顔をしかめるんだろう。

2005-01-24-MON