No.920 今日のはすごいイラスト

「さて、明日からちっとやっかいな仕事にとりかからねば、今は4時、あと1時間15分あるが、どうしたものか。 半端に手をつけてしまうのもかえって全体としてみたときに効率が悪くなってしまうということになりかねないし、第一今日はもう、ちっともクリエイティブなパワーがのこっとらん。 よし、残りの時間は密かな調べものでもして明日への鋭気を養おう!」と決めたところへ、すべての予定を覆すような大量の、そして短納期の仕事が舞い込む。 ぼくはまちがっても出来ません、なんていう事実、正論、どうしようも無い現実は、しかしみんな同じような状況で、仕事の納期は決められていて、3人しか現に存在しない、というさらにせっぱ詰まった現実の前にはなんの意味もなく、もう定時になるという時間にはすっかり皆に実行不可能なはずの仕事がいきわたり、ぼくには比較的小さめの仕事がふたつはいり、そしてもうこれは勢いで今この時間からとにかく何も考えずにひたすら早くデザイン反射を働かせて、すべて終わらせて帰るしか本来の予定対象であった明日からの面倒な仕事にまともな心でとりかかれる状況を作る術はないという決定が頭の中でなされるのよりもはやく、手が動き始めた。  しこしこしこ…

結局日記をドロンして、適度な残業程度でふたつを終わらせることはできたのだけど、こう書くと、なら初めから不可能でなんか全然ないじゃない、一般的な努力、少量の自己犠牲でどうにでもなるんじゃない、といわれそうだし、たぶん常に営業はそういう気持ちをもっているんだろうけど、そ・れ・は・全・然・違・う。      なにをもって、「できない」といっているかを、そういう物理的な時間の問題や、簡単に推測できるような浅瀬の心理的問題だけでみたら絶対にだめだ。 それはなにもしていないのと一緒だ。 なにもしていないどころかそういう荒っぽい判断は世界に実際に起こっている、存在している「現実」とどんどん離れていってしまう。 なにをもって現実とするかで、あるいはまさに現実をいっているなんてことになっている不幸なことも起こりうる(つまりそういう不幸な人も存在するということをいっているんだけど)だろうけれども。  事柄が複雑になればなるほど、モノゴトに熟達すればするほど、扱う情報量は格段にでかくなり、自分でもわけがわからないようなすごい計算を無意識でできてきてしまって(キャスティングにおいて覚え立てのころは手首を固定しろというが、うまいヒトは手首だけで最高のループを作り出してしまうような、どんどん習得したものが入れ子状に収納されていって上位の箱が運用されて、またその上位の箱が運用されて、さらにその上位の箱が運用された結果、最初と見た目がまるで逆になるような、そんなことにまでなってしまうような複雑な進歩というのがたくさんあるのだ、というか進歩っつーのはそういうものか)、もはや計画やそれに対する準備、平行する別の複数の義務の置き場所、それらすべてに対する体の動かし方、そういういろいろがおおざっぱにしなやかに、しかしものすごく繊細に、ある意味では全く融通がきかないほどに、霊的と呼べるような力で準備されることになる。 おもてには決して見えないようなそういう霊的な準備、タイミングをはかる体の長期的なリズム、そういうものをめちゃくちゃにするような外からのショックというのは、それが外側の世界で見たら大したことのないようなものにみえたとしても、高い意識でまっとうしようとしている、先に控える準備の対象物へのダメージという点では相当にでかいのだ。 予定が壊される快楽というのをもちろん知っているし、むしろそれについては大好物だと公言しているくらいだが、それは準備の対象物に対する意識が、関係性が、まるで違う。 能動と受動の違いとも言えるし、既存のもちものでやりすごすのか新たに切り開くつもりなのかという違いともいえるし、とにかく心に抱えるものが「不安」と「期待」という正反対のものなのだから、そりゃちがってきて当然。 はたしてどっちが「不安」でどっちが「期待」なのかはよく分からんけども…

ところで今日の絵日記の絵は、最近電子業界で話題になっているという新技術【L.I.E-800】なる特殊言語を介して表示してあって、こちら側が設定したある条件を満たしている人間の網膜以外には反射しないような光源パターンをRGBの組み合わせによって発光させています、というドロンもあるんだよという汚い話は本日しか通用しませんねっつって、ドロン。 もうダメ、帰りたい…





























2005-04-01-FRI

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