今日の帰り道はちょっとだけ雨っぽくて、そういう時特有のアスファルト臭がひどくてちょっとつらかった。　鼻呼吸でいろんな匂いをかぎわけながら歩くというのもこの散歩のおおきな楽しみのひとつなので、そういうすべてを打ち消すようなこの体に悪そうな匂いはたまらんのです。　最後の方は激しい雷にみまわれ、興奮しました。　雷とか地震とか台風とか津波とか火山噴火とか、それが人に及ぼす被害という視点はおいといて、やはり強烈に魅力的だとおもうのです。　どうしようもないくらい大きなパワーってのは、たとえ自分が壊されるとしても、そのものが爽快です。

骨は珊瑚、眼は真珠を読もうか、明るい旅情を読もうか悩んでいると、どうしても意識はいつのまにかフライフィッシングの方へと流れていき、気づけばフライフィッシャーを読んでいる。　なんとなく買ってきたバックナンバーの一冊が、ちょうど知りたくてよく分からなかった部分を埋めてくれるような小特集の連続で、読んでいてとても楽しい。　去年はつかめなかったこの釣りの全体像が、かなり具体的になってきた。　今の時点でいったとしても、多発する物理的トラブルやキャスティングの未熟で、まあまだまだ釣りにはならないだろうけども、それでも自分のなかでは前回の釣行より数段楽しめると思う。　いきて〜。　　そしてなによりタイイング（フライを自分でつくる）を今シーズンからはじめると決めたことがでかい！　毎回毎回高価なフライを買っては無くしていたんじゃ恐ろしくてがんがん行けたもんじゃない。　もうこれは釣りと平行して早い段階から覚えてしまえとおもったのです。　これが調べれば調べるほど、敬遠していたのが嘘のように、実に楽しそうなのです。　これだけでひとつの趣味として独立して存在できるぐらい、魅力的なのです。　とりあえずはそこそこ評判の良い安物の道具を揃え、使用頻度の高いフライを徹底的に巻きまくり、腕を磨くのです。　春の陽気と朝晩３キロずつの歩きの喜び、フライへのモチベで、最近とても楽しいのです。

2005-04-07-THU