No.950 キャスティング三昧

早起きするはずだったが、9時半まで寝てしまい凹む…  玄米とみそ汁とすっぱい沢庵という最高の朝ご飯を食べ、多忙(ほとんど釣り周り)によりここんとこ遅れ気味な日記を追いつかせるべくがんばるが、天気の良さとキャスティング練習への欲求に打ち勝つことができずに半端なまま河原へ。 こんな日に家の中にいるなんて(ましてパソコンいじってるなんて)無理。  おニューのハワイアンスリングとできたての手作りロッドケース(まだ内袋のみだが)かついで歩いて河原へ。  びっくりするほどあっつい。 膝上短パンにTシャツ一枚でよかった。 さっそく芝のうえでラインを8メートルほどだして練習開始。 風があってラインが乱れ、昨日つかんだはずのホールのタイミングがちょっとわかりづらい。 が、しばらく同じライン長でやっているとだんだんと思い出してきて、今までになく手にラインの重みが伝わってくる。 重みが伝わるということはしっかりとロッドの反発力、ラインの推進力を感じ取れているということで、感じ取れているということは正しいタイミングでそれを制御出来ていることに他ならない。 すなわちぼくは、うんと気持ちよく、昨日までは考えられなかった鋭いラインを、狭いループでもって繰り出せているわけでして、それはもうたまらなく気持ちいいし、楽しいのです。  よくいわれるように、フライキャスティングはこれだけで完結しても成り立つくらい、とてもやりごたえのある、楽しい、奥深いスポーツなのです。 ホールがわかってそのことが実感できました。 ほんとに楽しい。  ところがしばらく続けるうちに、今までになかった現象がおこりはじめた。 いわゆるテーリングというやつで、ループが形成されていく途中にどうしてもライン同士が交差してぶつかってしまうのです。 大体が後ろから前にラインが伸びていくときにおこるので、見えるわけではないんだけど、ガサガサっといういやな感触が手に伝わってきたり、パシパシ音がしたり、いつの間にかラインとリーダーが複雑にこんがらがってしまったりするのですぐにわかります。  こんがらがると本当に再開するまでが大変で、30分もその場に座りこんで糸ほどきしなきゃいけない。  2度目の糸ほどきをようやく完了して練習再開したとき、堰堤の上で写真をとっている人に気づく。 あちらも今まで丸まって動かなかったぼくが突然派手にうごきはじめたのでその存在に気付き、今度はぼくのことを写真に撮り始める。  あんまりしっかりこっちを撮るつもりで遠慮せず撮っているのでおかしいなとおもったら、カメラマンは周一だった。  買ったばかりのカメラでそこらを散歩しながら撮影してたのだ。  せっかくこんな素敵な出会いかたをしたので、ファインマンにいってお茶をする。 ひさしぶりに食べた「ポテト」がおいしかったぁ。

3時半にクリークにいってキャスティングを見てもらう約束をしているので、ちょっと早めにちゃりんこで家をでて、七日町のベンチでタイイングの本を読んで時間をつぶす。  その名も「フライタイイングの疑問に答える本」という建築家にしてプロタイヤーという人が書いたとてもわかりやすい本で、釈然としなかったことがとてもわかりやすく書いてあってありがたい。   3時半、クリークに到着。 店長の遠藤さんはしっかり覚えていてくれて、まってましたという感じで早速裏の駐車場へ移動。 じゃあやってみて、といわれ、緊張しながらはじめて経験者の人の前でキャスティング披露。  風がないせいか、思いのほかスムーズにできて自分で驚くも、やはりラインが長くなるとテーリングする。  なるほどうんうんという感じで、今度は遠藤さんがぼくのロッドでキャスティング。 おもってたよりもずっとスローで柔らかな動きなのにまず驚く。 それでもループはとても安定して綺麗な狭いもので、しゅるるるるっとほどけて真っ直ぐに伸びていくラインがとても綺麗だ。  ぼくの腕の振りは早すぎる、もしくは強すぎるらしく、そのせいでループの形が四角っぽくなっているのだという。  さらに、バックキャストでのポーズ時間が足りないらしく、ループが伸びきらないうちに前にひっぱられるもんだから勢いあまってテーリングをおこしているようだ。  またもうひとつ悩みだったフォワードキャストがどうしても下にいってしまうのも、バックキャストが上すぎるため、当然フォワードの角度もそれにともなって下がってしまうのだと。 なるほど、どんなにチップの位置が高さ的に上目でも、バックでのラインの角度が上方20度であればフォワードは平行に伸びるわけもなく、下方20度に伸びるわけだ。 そりゃそうだ。  以上のことをひとつひとつ意識して直していくと、自分でもびっくりするような綺麗なループが平行にではじめた。 すげー!  まだ体が全部を覚えきれず、完全に安定してというわけではないが、どこに注意するべきかが明確になったのだから、あとは自主練で結構なレベルまではいける。 ありがとう!遠藤さん!  で、嬉しかったのが、独学でここまで出来るようになったのはすごい、といわれたことで、ホールのタイミングは勘違いでなく、ちゃんと完璧につかんでいたとのこと。 んんん、成せば成る。 努力が報われるってのは嬉しい!!  店に戻り、コーヒーをいただきながら店長とこれまたベテランのお客さんとの話しにまぜてもらい、いろいろな有益な情報が次々に出てくるその場所に酔いしれる。 生の情報って、いい!  チャンスなので聞けるだけいろんな疑問をぶつけてアドバイスをもらう。 連休はまず管理釣り場にでもいってみようとおもっていたので、管釣り向きのフライのタイイングをいくつか教えてもらい、マテリアルを買って帰る。 実にたのしかった。 ためになった。

家にかえると寝不足のちゃんす先生が茶の間でミミと平行になって寝ていた。 目を覚まし、ぽけぽけしつつ、なんだか無性に焼き鳥が食べたいというのでぼくもたまらなくなって、夜は久々の大吉飲みとなりました。  連休はつながらず、明日は1日だけ出勤。 うっとおしい。

2005-05-01-SUN

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