午前中、掃除機をかけていたら盛り上がってしまい、徹底的に居間を掃除しだす。　このムラのある勢いに父親の血を感じる。　フライやら生活に密着したいろんなことに気がいっているので、どうもゲーム機がうっとおしく感じはじめ、こないだソフトを全部うっぱらったことだしこの際ハードもしまってしまおうと、テレビ周りを極力すっきりさせる。　ほんとはテレビもいらないぐらい（実際朝の目覚ましテレビぐらいしかみない）だが、映画なんかのモニターとしては必要だし、あまり極端なことすると揺り返しがくるかもなのでおさえる。　　すっきりし、釣りにでかける。　馬見ヶ崎上流にむかうが、道すがら左手に見える川、明らかに水量が多く、普段とまっているような下流の流れさえ、子供が溺れて死ぬのに足る激流に。　これでは釣りにならん、というか、死ぬ。　せっかくなので車でいける最上流までいってみるが、やはり釣りなんてとんでもない鬼のような流れ。　自殺。　　で、ついダムまできてしまった。　当然すごい勢いで放水している。　　通っちゃ行けない柵の向こうから、老夫婦と犬３匹。　すごい景色だぜというので、お弁当もってダムの左岸沿いのその道を進む。　明らかに最近のものとおもわれる土砂崩れで道がふさがれているところを何度も乗り越え、ダム湖の端までたどりつく。　絶景。　支流のひとつはすでに幅1mもない。　大きな川はまだまだ上に続いており、どこまでも人工の堰堤があることに驚く。　人工物を嫌うことをあきらめ、おとなしくその上で昼食。　堰堤の滝をほぼ真横から細く見ながらおにぎりをほおばる。　こうなったら源流を求めてどこまでも登ろうと決意するが、残念、次の堰堤で道は途絶え、夢破れる。　が、対岸は堰堤わきに登れる道があるようで、川さえ渡ればまだまだいける。　こんどはウェーダーを着て竿ももって源流釣りを目的にきてみようとおもう。　熊とか怖いが。

マイスパレードとサンガツの新譜を買って家にもどり、覚え立ての編み物を（自分のロッドケースを麻で編むが、ちゃんす先生の1/5以下のスピードにがっかり）しながらうっとりと聴き惚れる。　体がむずむずしてきて、たまらず河原へ。　キャスティング練習がしたくてたまらなかった。　相変わらず風が強く、なかなか理想のループを描けないが、それでもこの風の中でこの長さのラインを扱えてるのは進歩だとうれしくなる。　少ししてさぽから迎えにこいとの連絡。　　さぽを拾い、荷物をのせ、ビールを買って帰り、夜はいつもよりちっと暗めの部屋で、今日買った音楽を楽しみつつ、美味しい野菜や豆腐をつまみに飲みほろける。　　どぶろくは昨日よりも薫り豊かに。　いきなりクンと嗅いだら炭酸ガスを思い切り吸ってしまい、鼻がめちゃくちゃ痛かった。

2005-05-04-WED