No.991 BBQ→トニー滝谷

なにしたっけな。 ああ、バーベキューだ。 会社の人と西公園に集まりバーベキュー。 ヨークで買い出しして西公園に移動し、炭火で肉だの野菜だの焼いて美味しくいただく。 風が強い。 ボール遊びなどいろいろやって、夕方に撤収。 気持ちよかったし楽しかったが、だんだん明日からの仕事の影が濃くなってきている。 いやだ。 家に帰り、ちゃんすと買い物にでかけ、腹がへったので羽前やのおろしそばを食べにいき、そのままフォーラムへ。  楽しみにしていたトニー滝谷。 すごく綺麗な映像と音楽で、テーマも面白かったのだが、個人的には物足りなすぎた。 映画として成立していない。 まさしく小説原作ものということを逆手にとってあえてト書きを読まされているような見せ方でぐいぐい行くのだが、ほんとにそれで最後までいってチャンと終わってしまう。 プロローグ的なノリでついに最後まで行くという実験的なやり口なのだが、もっとぐっとくるおもしろい見せ方が出来たであろうおいしい要素まで、強引にそのやり口にあてはめて押し込んでしまったせいで、メリハリのない流れになってしまった。 それすら狙いだとしても、それでは自己満の域をでないんじゃないかしら、と。  でもたぶん監督、満足してないんじゃねーかな、とぼくはおもう。 最初、すごくこの話にこのやり口はぴったりきて、信じられないぐらい美しいものになる予感がしたが、やっていくうちに、全体としてみたときにおもったより光らなかったことにドキドキしたんじゃないかしら? もう後にはひけずにやれることはやりすぎってくらい凝ってやったが。 だから細部のネタや完成度は凄まじいレベルに達している。 それゆえもったいない。 一番の原因として、どうも奥さんの死の前後の分量や扱いのバランスが悪い気がした。 原作を知らないがなんともいえんが、映画にするにあたってのその分量配分の再構築を練り間違えたんじゃないかしら?  とにかくぼくは勝手にもっとものすごいのを想像してたもんだから肩すかしをくらった感じ。 とはいえ見方を変えればすごく綺麗な作品。

2005-06-12-SUN

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送