No.1022 歌っていたい日

ひさびさに晴れたので朝から内から歌があふるる。 高らかな口笛やまらない。 会社にいってもやまらない。 仕事どころらない。 こんな日は1日ずっと好きに歌っていていいはずで、そうして気持ちよくたとえばインチキフランス語でグショファクフォベソニョンとかいってロシュフォールのChanson D'un Jour D'eteなんか歌っていると、となりのだれそれや斜向かいのなにがしさんたちが絶妙なタイミングでそれにハーモニーを乗せ、うわ、なんだなんだとおもっていると、向こうからテーマのメロディーをなぞる管楽器の音が聞こえてきて、みると社長がトランペットをもって得意そうに近づいてきて、気付けばまわりみんなが楽器や歌や踊りで大変なことになっていて、なんだこの気持ちいい世界は!!!と感極まったところで丁度幾度か繰り返したサビの盛り上がりがクライマックスにタッシ、ションテアズィ〜(ルッパラッパ〜:ブラス)ションティニフラ〜(ルッパラッパ〜:ブラス)ションテギリィ〜(ルッパラッパ〜:ブラス)ションティニフラ〜(ルッパラッパ〜:ブラス)ションテナメ、ションテネフ、ションテナデ、プ〜、ヘ〜、トゥワ〜、グア〜〜ア〜〜ア〜〜ア〜〜ア〜〜ア〜〜(プロピピリピ〜〜〜〜〜〜トテテントテテン、ズッダ、ババズスポポン、テラタッ:ブラス+ドラム)なんつってもう、体ビクビクいっちゃって、チンコびくびく逝っちゃって、タッシ、こ、こ、恍惚てのはこういうことをいうんだな、慎ちゃん、なんて心の中の架空の友達慎ちゃんに語りかけるも返事がないのでおかしいなとおもって目をあけるがそのそも心の中の架空の友達なんだから目をあけたところでなにも確かめようがないじゃないかと気付き、自分のために舌をだし、目の前のモニターを眺め、ざわつく周りの仕事の音に耳をすませ、すぅとひとつ深呼吸をして気持ちを整え、それでもおさまらないので仕事中なのでちょっとだけ、聞こえるか聞こえないかの音でさっきのクライマックスのくりかえしのメロディを、ほんとちょっとだけ口笛し、それでなんとか仕事に向かう。 こんな日は1日ずっと好きに歌っていていいはずだ。

2005-07-13-WED

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