No.1101 じゃいあん食堂再び

ちゃんす先生とふたり、歩いて花笠へ。 昨年同様ジオスの玄関先(2階)から、きよことマーカスとともに酒を飲んだり化学調味料たっぷりの肉だの食べながら、左から右へ進むパレードをみるともなくみてすごす。 そこいら中屋台がたくさんあるので酒がなくなればすぐに補充できる。 9時すぎにパレードがおわり、きよこは戸締まりをマーカスにまかせ先に帰る。 マーカスがガールフレンドのフレンドのビューティフルなガールと酒を飲むから一緒にいこうぜというので、ビューティフルなものが大好きなぼくら、喜んでついていく。 またしてもじゃいあん食堂か、マーカス。  はじめ外の席(これこそがじゃいあん食堂の持ち味)が空いてなかったのだが、ふたりだけのお客さんに中にうつってもらってぼくら横取り。 悪いことをしたと、ことの成り行きを便所にいってていなかったマーカスに伝えたかったのだが、マーカスは「ベリーカインドピープル」と、その移ってくれた人らがうんと優しい人だと解釈しただけだった。 ほどなくガールフレンドのフレンド、クリスティーンがやってきた。 24才には全然みえない、とても大人っぽいひっつめ美人。 マーカスとクリスのネイティヴな会話のスピードには当然着いていけず、ふたりが話しているときはとりあえず邪魔せんようにほっといて、と思っていたのだが、ちゃんす先生、切る切る。 この娘の人の会話ぶったぎりおかまいなしのパワーときたら、相手が外国人だろうとまるで関係なく、いや、むしろなに話してるかわかんないんだからどこで切ってもいいぐらいに思っているんだろう。 ふたりが盛り上がってはなしている所に、とくに会話が落ち着いた瞬間でもないのに突然、「クリスティ〜〜ン!! ヒーイーズ クレイジーね〜!」と、突然なんの脈絡もなくぼくがクレイジーである、と、すごいテンションで紹介する。 や、おそらくクリスティーンの目にはだれよりおまえさんがクレイジーに写ったろうよ。 ひさびさにちゃんす先生の真面目(しんめんもく)にふれ、この娘はこうやって人から愛されるんだからすごいよなーとあらためて感心する。 ほんでそんなのが何回か続くうちに、ぼくとマーカス、ちゃんすとクリスという感じでおさまりがよくなり、会話もはずみ、しばらくしてちゃんすが「しげちゃんしげちゃん、クリスティーンもクリムトとシーレ大好きだって!」と興奮して伝えてきたのをきっかけに、ぐっと盛り上がる。 クリスは日本人の集団主義とか教条主義みたいなのがかなりむかつくらしく、ほんっとにそれにはいつでも内にいるぼくらもファックだ、つって、やあ、そういうことを当事者であるかもわからんぼくらに面と放つこの女性のなんと気持ちの良い質だろうかとぼくもさぽもクリスがとても大好きになる。 1時間ほどして、もうひとり、今度はものすごく知的かつ危なげな匂いのするタランティンという金髪色白に髭の男性が現れた。 明らかにゲイの身のこなしで、強烈にセクシーなのだが、向こうからおれはゲイでさ、とでも言ってきてくれないとさすがに「ちなみにあんた、ゲイでいいんだよな?」とはいえない。 うちの特効隊長もそこまでの無粋はせん。  その落ち着き払った態度、外見の成熟からして、どう見てもover 30なのだが、なんとマーカス、クリスと同じ24才。 うちら、年上? ありえん。  タランティンはどこか龍ちゃん(大学時代の友人)に通じるオーラをもっていて、なんというか人というよりも何か神仏の使いのような神聖さを感じさせる。 理屈抜きでぐっとくる。  5人で1時間ほど飲んで、クリスが明日山登りだからとひとり帰り、それをきっかけに時計をみるといつのまにか日付が変わっていた。 全員明日も仕事なのでそこで解散。  強烈に楽しかった。 こういう多勢に無勢というパターンははじめてで、こんな楽しいモンだとはおもわんかった。 これは、やばいですぜ。 しかもなんかみんな癖のあるおもろい人ばっか。 キャンプしてー。

2005-08-05-FRI

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