No.1054 盆休み最後の日は大地震

さぽとしのぶ夫人と三人で温泉へ。 どうも今日はあちこち体が痛くてかなわん。 最初にむかったところは清掃中ではいれず、行き先を茂庭へ変更。 釣り人のこころをいやというほどくすぐる緑の谷沿いを走り、ダムのすぐ下にある茂庭の湯へ。 緑の山にかこまれた八角形だか六角形の温泉施設。 中にはいるとこれがなかなか混んでいて、風呂場はまさに芋洗い状態、一度湯から出ると再度入るのは容易でない。 そんな中でゆったりできるはずもなく、20分もしないうちにあがる。 同じような状況だったんだろう、母娘はぼくよりさきにあがっていた。

建物をでて車に向かう途中、しのぶ夫人があの人ほら、間寛平に似てる、かい〜のとかやりそうなんて、完全に相手に聞こえる距離でいつまでも笑い者にしているので、冷や冷やしながら通り過ぎる、と、その寛平がなにか後ろから叫んできた。 あちゃ、聞こえた、怒らせた、さてなにいってんだろうと耳を澄ますと、「地震だ、地震じゃないか、なあ」と、意外なことをいっている。  直後。  ゴゴゴっと地面が山が橋がダムがすごい勢いで揺れた。 立ってられないぐらいのでかい横揺れ。 自分の立っている、絶対的だったはずの「地」が、プリンかなにかのようにトロトロに横揺れするその元も子もなさ。 愉快! 落下物等の危険のないこういう広い屋外にいるときの大地震てのははっきりいって楽しい。 単純に愉快。 現代人の無根拠な安心や仮想による信頼を、おかまいなしにいっきにぶっこわす爽快。 真実ゆえの快感。 が、すぐに、どこかでだれかが大変なことになってるやもしれんという文明人としての想像力が働きだし、すぐに車でラジオを確認。 まだ情報が少ないが、しかしでかいはでかいがそれほど被害はないようだ。 よかった。 何がおこるかわからんのでダムをみるのをやめて、下山。

飯坂を抜け、国道を越え、フルーツライン沿いにある「あんざい」というおしゃれ農家(カフェだのギャラリーだのイベントだのを精力的にやっている粋な農家)に遊びに行き、続いて前からちゃんすがぼくを連れてきたかったというイタ屋「わさび」でパスタやらピッツァやら美味しくいただき、で、家にもどり、地震についてみなと話し(そういえば偶然今朝ばあちゃんと地震の話をしていたから不思議)、いつものようにおみやげをいろいろいただき(ありがとうございました)、4時過ぎに山形にむけ出発。 くだりの高速から新幹線がとまっているのがみえた。 家につくとミミが尋常でない様子なので、尋常にもどるまで愛で倒し、しおりちゃんからかりたドラゴンボールなど読み、盆休み最後ののんびりとした夜を過ごす。

2005-08-16-TUE

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