No.1062 男キャンプ計画

サバイバルキャンプとは酒の席の話で、みんな大人なのでいわずもがな「サバイバル」は消え失せ、キャンプの打ち合わせ。 世の中このようにかわいらしいしほほえましいのです。 以前、夜の読書に白熱灯がありがたいと書いた「いつもの場所(大の目の方の)」に集合。 テラス席があることを今日初めて知り、GEOのでかくてビビッドな看板を背にしているぼくはなんだか去年の会社のハワイ旅行初日を思い出して気持ちよくなってしまう。 ときめき通りもワイキキも実は大して変わらんのです。 すべては仮想のなせる技。 反対にGEOを正面にみる、ぼくの対面に座るまっつんにはその仮想は生まれず、同じ場所でご飯を食べているにもかかわらず、ふたりは遠い国にいるのです。 男6人集まり、各が好きなタイミングで好きなものを食べながら、おおざっぱな段取りをする。 行き先はもちろん地図を広げて爪楊枝を落とし、その先のしめした点である。 月山付近のいい場所に決まり、あとは当日困るのを楽しみにまつ。 男だけだと、「ちょっとそろそろ真面目にどこにするか決めようよ、まず現実的に考えたらキャンプ場でしょ、そしたらここの近くでいうと…」なんていい出す人もなく、そのまま本当にいってしまうから楽しい。 困ったら困ったなりにどうにかなってそれなりに楽しい夜になるのだからそれでいい。 「う、困った、もう駄目だ、ぐふ!」なんつって全員がその場で自決するわけでもあるまいし。

家に帰るとちゃんすが蚊帳の生地を楽しそうに裂いていた。 休みを使ってとてもステキな機織りをする上山のおばちゃんのところに行ってきたらしく、そのおばちゃんが古い蚊帳(麻で織ってある)を緯糸につかってめちゃめちゃかっこいい織物をつくっていたのでその糸(といっても蚊帳を帯状に切ったものね)づくりを家に持ち帰って手伝っていたのだ。 会った瞬間に意気投合したらしく、あちらも完全にちゃんすの価値を見抜き、喜び、任せれたんでしょう。 うれしそうに今日あったことを話しながら、平面の蚊帳をどんどん線状に変えていく。 サラシをひも状に切ってバスマットを編んだばかりなので慣れた作業なのだ。 本人がいうように、本当にこういう作業が性に合っているようだ。 ぼくももっと自分の性にあった生業をみつけたいと、ここのところことさら強く、思う。 どういう状態で、自分の心が世界にバチっとはまるかは、だいたいわかってはきたのだが。

2005-08-24-WED

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