No.1150 長風呂読書

早起きして釣りにいきたかったのだが、どうも最近起きれない。 目覚ましちゃんとなってんかな? 日中はどうせ馬見ヶ崎じゃ釣りにならんので、あきらめて、マリオのメインテーマの練習。 楽しい。 昨日の3連の謎がとけたことで、ひとつかしこくなった。 わかりづらい部分はわかりづらいまま全体を覚え込もうとしてもそれではなかなかものにできない上に抜けるのもはやいので、自分が認識できるところまで細かく分割して理解してそれをユニットで組み合わせて全体としてとらえるという方法を随所に採用したところ、理解のスピード、習得のスピードが格段にあがった。 合わせて指使いもその都度しっかり吟味することで、プレーに安定性がでてきた。 これまではそういうところをないがしろにしてあまりに直感に頼りすぎてたせいで、なかなか上達しなかったり、あるレベル以上の難度に挫折していたのだわ。 こりゃ楽しい! 満足して、こんどは昼食がてらモスにいってアンカレを集中して読む。 1時間ぐらいして、どうにも背中がいたくて集中できなくなってきたので、お風呂でよんだらさぞ気持ちよいのではとおもい、向かいの無印にいって文庫が余裕で入るぐらいの大きさの100円のジップ式ビニールケース購入。 で、最寄りの風呂屋、芭蕉の湯。 場所によっては本の類の持ち込みを禁止しているので、いちおう手ぬぐいの間に隠して露天風呂へ。 まずじっくりあったまり、血行をよくして、背中が楽になったのを感じ、あとは出たり入ったり半身だけつかったりと、のぼせずひえずのラインを保ちながら、読書に没頭。 3時間ぐらいいたかしら。  ものすごく集中して読めて、体も気持ちよく、最高でした。  一番好きな登場人物のリョービンが、自分の農業のやり方を見直して改革していくというところで、実に面白かった。 農奴制が廃止されて間もないロシアの農業混迷期をまさにいきているリョービンが、作男と、経営者との関係について悩んでいる(作男たちは皆、自分たちがのんびり今までのやり方でなにも考えずに働けることだけを大切にし、新しい道具や合理的な手段などをはなから馬鹿にしてかかり、道具は壊すわ馬はダメにするわ、農地は荒らすわで、経営者として非常に悩む。 同時にリョービンは、作男たちにまじって、自ら労働力の一員として働くことが純粋に好きで、そういう労働における喜びや末端とのリアルなふれあいの中で、「労働力」というものを単に観念的なものとしてみることの違和感を感じる)のだが、偶然目にした比較的小規模で、ほとんど家族だけが労働力という農場でみた、ひとつの成功の形に心動かされ、また、良心と知性にあふれ、理想を語るがなかなか収益のあがらない知人や、その知人をからかう、農奴制の方がずっとよかったというおっちゃん(リョービンは一概にこういうひとを非難せず、一理あるばかりか、この人のいってることにこそ真実はあると感じる)との会話のなかでいろいろもんもんとかんがえ、いてもたってもいられなくなって、すぐさま改革に着手する。 という場面。 そこにまた死にかけの兄の心乱すような言葉やなんやかやがまじってきて、すごい。 チボー家の人々で感じた興奮を思い出した。 チボーの作者のマルタンデュガールは熱心なトルストイファンだったのが、わかる。  大満足で風呂をあがり、西の空のあまりの美しさに固まり、がんばって動いて家にかえり、ちゃんす特製麻婆ゴーヤー焼きそばを美味しくいただき、買い物にでかけ、戻り、どうでしょうの久々の新作DVDを見て、よく笑い、寝る。 明日一日でたらまた休み。 うふ。   

2005-09-23-FRI

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