No.1163 バタ足三昧

プール2日目。 仕事を終え、急いで移動、車中カロリーメイトをひとかけら補給し、8時半から9時半までめいっぱい練習した。 今日は教室はないので、バタ足の練習をメインに、無駄にぜーぜーいいながら何往復もした。 伏し浮きとけのびを繰り返し、ストリームラインのよいイメージをつくり、で、ビート板でバタ足。 しかしビート板を使うとどうしても足が下に下がってしまう。 頭をしっかり下げても、どうもビート板無しの時と比べて足が下がる感じがして、リラックスしたキック練習にならない。 だので一度ビート板をおいて、もっと気楽に水と楽しく戯れようと、素潜りのように手を下げて腰あたりにブラブラさせて、息継ぎをあきらめて面かぶりのまま息の続く限りバタ足してみた。 すると、全身の無駄な力が抜けて、意識も足にすんなり向けれて、直感的にこれはいい!と感じた。 で、どうもぼくは足を棒のように伸ばしすぎて、それを水面下でグナグナおもーい感じで打つもんだから、やたら腿が疲れる割に、スピードは蟻並というありさまで、足首を柔軟にとかいわれても実際どういう意識で足を動かしていいかもわからないでいたのだけど、この姿勢でユラユラ前進しだしたら、膝が適度に曲がり、足に、はじめて、プラプラ感を感じることが出来たのだ。 プラプラしてると水圧で足首も柔らかに返り、とにかく疲れない、そして劇的にスピードがました。 いや、劇的にといっても12.5Mで20秒近くかかってしまうのだけど、前回など必死でバタバタしてるのにずっと同じ真下のタイルを見続けるというひどいありさまだったのだから、たいした進歩だとおもう。 しかしちょっと意識が変に切り替わると途端に重くなり、動きが固くなり、進まなくなる。 だいぶ慣れてきたので、試しに手を前にだしてやってみる。 はじめはビート板の時同様若干足がおち、うまくいかなかったのだけど、ふと隣のレーンのおばちゃんのばた足を参考にしようと思いついて、斜め後ろにこっそりついて追いかけながら研究してみたら、そのおばちゃんかなり速いのに、無意識で相当の距離をついていけていたことに気づき、それから手を前にだしても柔らかく足が使えるようになった。 他のことに集中して無駄な意識がなくなり、無駄な力がはいらなかったのがいいんだな。 こういう風に、ぜんぜんわからなかった感覚、コツみたいなものがどんどん身に付いていく行程がとても好き。 覚え好き。 覚えマニア。 趣味:修得。

わかったとおもってはわからなくなりを繰り返し、呼吸を無視してるもんだからものすごく心肺が疲労し、だいぶ疲れたとおもったら気分転換に背泳(これも足のみ)でゆったり25M漂い、試しに手を付けてみると途端に混乱して溺れ、余計に疲労し、そうこうしてるうちに気づけばぼく以外だれも居なくなり、最後の30分は6レーン貸し切り状態。 気持ちいい。 確か9時半までいいんだよなとちょっと不安になりながらも、時間いっぱいまで泳ぎ、全身に心地よい疲労と満足感を感じながら帰宅。 全っ然わからなかったバタ足に、ひとすじの光明が見えたことがとてもうれしい。 欲張らず、しばらくはバタ足を徹底的に研究しつつ、同時に綺麗なストリームラインを身につけていこう。 しばらくは無駄な動きが多いだろうから、心肺強化、筋力強化にもいいだろうし。 めちゃめちゃたのしいわー。

2005-10-06-THU

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