No.1176 魚と山羊

突然、猛烈にのどが痛くなった。 焼けるように痛い。 肌荒れ、鼻づまり、そして喉、、、やはり花粉症か。 ブタ草か?  しかしほぼ同時期にプールが始まっているからどうにも原因特定できずもどかしい。  仕事をおえ、一度家に財布をとりにもどり、ちゃんすを駅前のモスにおろして、プールへ。 今日は股に挟むプルブイが届いたのでそれを持って行った。 伏し浮き(うつ伏せになって体をのばしてぷかっと浮く)の感じがどうしてもつかめず、本に「プルブイを付けて浮いてみて、その感覚を体に覚え込ませるとブイをとってからも浮けるようになる」と書いてあったのでそれを実践。 ブイをつければそらケツがぷかっと浮く。 空気を蓄えた肺の浮き袋とブイのおかげで体全体がまっすぐ水面に浮く。 しばらくその体勢で体中の筋肉や神経にその時の状態を染みこませ、で、死人だと思われちゃこまるというぐらい浮いた頃に、股をひらいてブイを飛ばす。 さ、どうだ。  ずぶずぶずぶ…  やはりどうしても足がすぐに落ちていく。 コツをつかむと結構な長時間足を浮かせていられるようなのだが、今のところそれは信じられん。  バタ足の練習をするが、どうも今日はすぐに息がくるしくなって集中でけん。 喉痛いのとか鼻つまってんのとか関係あるのかしらん。 バタ足だが、ビート板をつかって顔をあげっぱでやると、どうしても下半身が下がりがちになり、足がうまいことまわらん。 水中に顔を入れると姿勢がまっすぐになって良いのだが、息継ぎするたびに反動で体が沈み、浮かぶ頃にはもう息継ぎするべき時期がおとずれ、ちっとも足に集中できなくなる。 だのでめんどくさいので息を我慢して20mくらい進むが、そうするとべらぼうに疲れてしまってなかなかたくさん練習できん。 なにかいい方法はないものか。  今日は隣のレーンにめちゃめちゃ泳ぎのうまい女の人がいて、おもいっきり正面に顔上げた状態で、水面を滑るように高速でクロールしているのをみて、これは人か??と本気でびびった。 なにかのドリル的にやっているのか、12.5mぐらいまで顔を正面にあげてものすごいスピードで前進。 その後普通のクロールにもどってさらなる高速で岸へ。 どんな顔してるんだとおもって見ると、なんと魚の顔!!! やはり!!!! そういうことなのだ。 ぼくはもちろんこれからもがんばってスイスイ泳げるようになることを目指すが、しかし、どうがんばってもその人のようにはなれないなと悟った。 越えられない資質の壁というのは現実にあるのだ。 魚の顔して生まれてきた人に、子羊か子ヤギの顔して生まれてきたぼくが泳ぎでかなうわけがないじゃない。 己を知ることもまた強さなり。 ぼくはぼくで、子羊か子ヤギのような特性をいかして立派に生きていくのだ。   …子羊や子ヤギの秀でた特性ってなんだ?

2005-10-19-WED

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送