No.1188 ゆみことさゆりがきてあきやまが泊まる

耳の奥がいたい。 風邪がおさまり、月末の休館日もすぎ、皮膚には不安が残るものの、ようやく明日からプール復帰とおもっていたのに、今度はなんだ、中耳炎か?  なんでこうぼくはがんばろうとすればするほど外的障害次々と… 中耳炎を調べながらあまりの度重なる不条理、病理のループの絶望感に体が震えて、顔の中の炎症による変な目眩と相俟って自律神経がおかしくなって気が狂いそうになった。 が、心のどこかでその状態を客観的に楽しむ自分を感じ、そちらを成長させることで復帰。 なったもんはしょうがない、さっさと医者いって確かめて治すしかない。 不安におぼれてはろくなことがない。 どんなことがあろうとあらゆる困難の印象を自分好みに変えてやる、くそったれ。 世界の正体が集団による思いこみだと身に染みた人間の強さをみせてやる。 困難はエクスタシー。 んなばかな。

夜。 ツメもみマッサージにより耳の違和感がやわらぎ、上機嫌で帰宅。 家には結婚式で遊びに来ると約束したゆみことさゆりちゃん(キャラ的に以下さゆりでいいっしょ、もう。たがいBだし)、そして鍋が今まさに食べられるという場面。 ビールはもし本当に中耳炎だとすると聴覚障害を残す可能性があるらしいのでおそろし我慢。 ゆみこもさゆりもひとつも気を遣うことがない、すべてをあるがままに受け入れてくれるとても気持ちのいいひとたちなので、実に楽しく、鍋がうまい。  うさぎもちという薄いモチがあり、しゃぶしゃぶ的に湯をくぐして食べるのだが、これが実にうまい。 15秒くらいしてもまだ固い板状なのだが、16秒目ぐらいに突然ヘナと様子を変え、いっきに従順な食べられる柔らかな餅となる。 これにおろしポン酢がよく絡み、たまらんのだ。 白子も鱈もニラも椎茸も水団もどれも美味しく、いっこうに食欲がおさまらない。 まあむの乳首予想などで大いにもりあがりつつ、えんえんと鍋を喰らい続ける。  今夜はあきやまも合流するはずなのだが、なかなか現れず、ようやく現れた頃にはふたりが帰らなくちゃいけない時間で、実に残念。  ブーツを履くのに5分ほどかかったさゆりの後ろで紳士的に立ってそれを見守るあきやまをしばし残し、山交までふたりを送り、おわかれ。 今度はもっとゆっくり泊まりでいらしてください。  家にもどり、あきやまと夜中まで話す。 今夜はめちゃめちゃ冷えるねと、ふたりでダウンをきてしのぐ。 遅くなったのと、あきやまの寝床には暖房はおろか布団すらない話をきいていたので、泊まっていくようすすめる。 ふかふかの布団で三人ならんで楽しく眠る。 気づけば耳の違和感は消えていた。

2005-10-31-MON

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