No.1210 YUKKE(イントネーション「ケ」)

日記をためてしまったので、なくなくプールを断念して体を軽くする。 自分に負い目があると、なにをしても楽しめない。 今日はちゃんすが居ないので、ほんとはゆっくり用心棒か影武者か乱を借りて観ようとおもっていたのだが、どうにも腹がへり、帰って自分で用意するのも面倒だなと、周一を誘って百味亭という焼肉屋にユッケライスを食べにいく。 おなじく同僚のおまんこちゃんがぼくのお気に入りのプルコギよりもここのユッケライスの方が美味しかったというのでそれは一度食べとかんと、つって。 おまんこちゃんは家に北海道土産のカマンベールチーズがあるというのに、われらがユッケ喰いにいくとなったらたまらんくなってもうて、結局3人で行くことに。 途中おまんこちゃんCD屋によってくるりの新譜を買うというのでぼくのも買ってきてもらう。  で、陰部の形状やらクンニの浪漫など具体的かつ生産的なエロストークをしながら、たしかに美味しい百味亭のユッケライスをいただく。 ボリュームはプルコギの方が上だが、肉の質はこちらのほうが良いように感じた。 が、離れた時間、離れた場所で比べる限り、ぼくにはどちらとも甲乙付けがたい。 百味亭は素材の味を活かしている素直な感じ、プルコギは濃厚な旨味と香りが特徴といったかんじかしらん。  全員食欲に火がつき、タン塩追加。 これもうまい。  全員似たような、タブーのないような性質だもんだから話がおもしろく、水だけで閉店まで粘ってしまった。 イメージにしばられ、うすぺらでなにに触れても響かないやつはもうたまらん!という話に例によって収束していき、最後はためいき。 酒を飲んだあとのような充実感で帰宅。

炬燵にはいり、くるり新譜「NIKKI」をじっくり聴くが、どうも軽すぎて響かない。 明らかに狙ってその価値を十分にわかって高いレベルでポップロックをうまく消化しているんだけど、どうしてもだめなのだ、ポップは…  方法論とわかっていても、頭ではそこにも高次のアートが存在しえると期待しえていても、身体感覚が否応なしにおもいっきり拒絶する。  ルート弾きのベースやペンタをなぞったギターリフ、ひとつの工夫もない8ビートに、いかなる垢抜けた感覚を乗せて変態的思考でアーティスト本人らが演っていたとしても、そこまで入り込んでついて行くほどのモチベが生まれない。 どしてもその表面的な慣例的楽曲感に辟易してしまう。  ま、聞きこんでいくうちに、いずれ送り手と同じスピード感、同じ目線で聞こえてくる時がきて知らずに身体も受け入れることになるんだろうけどね。 でも最初に頭がつんと殴られて意識がぶっとぶようなアルバムでないと、やはりあまり聴かなくなるんだよね、結局。

2005-11-22-TUE

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