No.1238 がんこ箱

はらまちのふくこおばちゃんからいただいた、とても素敵ながんこ箱(北海道で素朴で誠実な生活をする人たちがそれぞれの作品、絵はがきや陶器や野菜やお菓子や穀物といったなんとも素敵な、ぼくらどまんなかみたいなものがつまっている夢みたいな箱)に入っていたモチキビのつぶつぶを、ミミがなぜか留守中にぶちまけていたらしく、ちゃんす、帰宅して愕然。 3発ほど容赦を忘れずいためつけ、で、つぶつぶ回収。 米よりずっと小さいので集めるのに難儀したと興奮して電話がかかってきた。 なぜモチキビに反応したんだろうかこの猫は。 ちなみにがんこ箱(段ボール)は現在ミミの家に。 当然のようにがんこ箱に帰るスガタが実にかわいらしい。  夕食後、箱にはいっていた、シュトレーンというお菓子をたべた。 ナッツやらラムレーズンやらオレンジピールやら入った、硬いパウンドケーキの様なパンのような、白い粉の吹いたお菓子。 薄く切ってお茶を飲みなら食べたのだが、これがうまい! なんというか、すべての味に嫌味がなく、圧倒的に素直な浸透感覚。 説明が書いてある手書きの紙を読むと、全ての原料が、日本中から集められた、とても誠実に丁寧に作られたものばかり。 完全に信頼できる原料でもって、とても誠実な気持ちで作られたお菓子の味は、そういう感情的なこと抜きで、リアルに、別格でおいしかったのです。 そういうちゃんとした気持ちのいい正しい因果関係に触れると、ほんとうに救われます。 心うたれます。 あんまり美味しくてどんどん食べてしまい、ふたりでいっぺんにたいらげてしまいました。 たいらげたあとに、説明書きを詳しく読むちゃんす。 「白い粉がなくなって、しっとり柔らかくなってきたら食べ頃です。 どんどん熟成されていく味を、ゆっくりと味わってください。」といった内容がかかれてありました。    ええと、ぼくら、白い粉もとれんうちにたいらげてしまいましたけど…

2005-12-20-TUE

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