No.1285 ニューマリオのフライング発売日すらかすむぜクロール

本当にひさかたぶりに1時間レッスンを受けました。 プルブイを足に挟んでクロールのかき手をしたのだけど、ぜんっぜんバランスがとれない。 なんじゃこりゃ。 ひとかきごとに体がくねくねくねくね安定せず、それでもむりしてやってるとそのうち逆さまにひっくり返る。 むずかしい! 何往復もしてるうちに、全然だめなりにもちょっとずつなにかタイミングをつかんではきた、が、なにか基本的におかしい。 で、その基本的ななにかというのが、先週気が付いた背中の反りすぎだった。 先生にも「やすはらさんの場合“くの字”に感じるぐらいでまっすぐですね」と、先週感じたことをズバリ指摘される。 横でみてもらって、伏し浮きしてみる。 まさかこんなにくの字でいいのか?という姿勢に対して、もっとくの字にしろと体を矯正する先生。 うわ、ありえね。 てぐらい違和感のある状態のぼくに先生は「これでまっすぐ」と。  もうね、ひどいショック。 ここまで軸のかたちを誤解した状態で覚えたこれまでの泳ぎは、おそらくすべて無駄になるだろう。 フォークギターからクラシックギターへの矯正であじわっているとおり、ちょっとした一部分の角度のズレが、全体におよぼす影響はおそろしく大きい。 「ひ」の形でいくらスムーズにかき手がかけて、息継ぎできてたとしても、「一一一」になった状態ではそこでできた神経回路や筋肉はまるで無駄になるどころかかえって邪魔になるくらいだ。 まっすぐ浮いているぼくは、自分の感覚としてはおそろしく前につんのめっているようで、これまでなんのひっかかりもなくできていた手をまわすことじたい不可能に近い違和感を感じる。  しかも「まっすぐ」を保つにはおもいのほか腹筋を意識しなくてはいけなくて、他の動作がわらっちゃうくらいめちゃくちゃになってしまうのだ。 ひさびさにプールでこんなに混乱してしまった。 そのあとの平泳ぎのレッスンなどはほとんど頭にはいらず、とにかくどうやって姿勢を治そうかとそればかり考えていた。 レッスン終了後、1レーン自由につかえたので、ひたすら「まっすぐ」の姿勢を体にたたき込む。 息継ぎどころか、かき手どころか、バタ足すらままならない。 なにせ本人の感覚として「∧」の形で泳いでるようなもんなので、もうなんもわからん、なんもつうじん。 みんなこんな窮屈なかたちでなんであんな自然に腕がまわせるんだ?ローリングできんだ? 隣でスイスイおよぐ人らがすごすぎてぼくには見えない。 消えた。 無人のプールだ。  無人のプールで泣きながら、果たしてほんとにまっすぐなのかもようわからんへんな形でじたばたし続ける。 危機感があるので疲れるとかそういうことがない。 なにかしらつかまないと今日は帰れん。 何十往復したろうか。 ときたま、今までになく、ひとかきでびゅおーっと進むような感覚があらわれる。 が、すぐにわからなくなる。 ぼくは手が長くて手のひらもでかいので、櫂の仕様としてはいいものをもっているのだ。 だから船底の抵抗が少なくなった(かどうかはわからんが)いま、タイミングさえはまればひとかきでものすごく進むということもあり得る。 息継ぎとかキックとか余計なことはおいといて、とにかく姿勢とかき手の関係性を、きっかけだけでもつかみたい。 いや、今日はいい。 つかまなくていい。 今日とにかくこの不自然な泳ぎをたくさん体験することで、なにかしら体がつかんでくれる。 で、明日、自分でもびっくりするなにかが芽生えているはず。 そういうもんだ。 そういうもんでしょ?

2006-05-24-WED

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