No.1295 白昼夢でぬっふんぞくぞく

しょーもないのがいい気になって滔々となにか話し、もちろんその内容は嫁に婿にいけないほどイタイ。 場はなごやかで楽しいとする。 みな、急に空気をぶちこわすそいつに内心で嫌悪というより同情。 で、話し終わったところで〈さあ、おれっておもろいっしょ、わたしの感性 すごいっしょ、わたしのナカマのあなたたち、さあ、のってこい〉というような救いようのないまちがった気持ちよさを味わっているもんだから、うっかり「なんというか、ご愁傷様としか…」と正直にぼくがいってしまうと、花谷くんが「うはははははははは! ご愁傷様て! それいっちゃだめでしょ。 うはははは!」 と、よくぞ皆の気持ちをいってくれたとばかりに悪魔のような顔でものすごく嬉しそうにそれを全面的に拾ってくれる。 で、イタイやつは「ご愁傷様」が多少飛躍しているその〈多少〉にもつていけないほどひどいから、ぽかーん。

という光景を仕事中に思いえがき、幸せになった。 あらゆる場面でそういう世の中であってほしい。 精神的〈盲〉は、徹底的に干されて、惨めなぽかーんを味わって然るべき。 助けたい人は助ければいいが、この世の中、本当は一体「なにをたすけるべきか」ということをよく考えてからにしてほしい。 その場のデコヒコをただ平らにしたいだけの人はだまっててほしい。 あんまり醜く散らかすんなら一緒に干すぞ、この野郎。 なんていっても多勢に無勢、干されるのは間違いなくこちら。 ぬっふん、ぞくぞくしちゃうわん、ぬっふん!

2006-06-03-SAT

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